SimpleTemplateについて

はじめに~クラスの概要~

テンプレートエンジンSimpleTemplateを作成しようと考えたのは、Smartyを使用する程でもない小規模のサイトで、ロジックとデザインの分離を図りたい為でした。
その時構築作業をしていたWEBシステムにおいて、HTML構文で記述したテンプレートファイルを読み込んで、特定の文字列の置換をする実装をしていたのが始まりです。しかし、置換する変数が多数になるとロジックファイルの記述が煩雑になり、また、一覧ページを作成するための配列ループなどの処理がHTMLと混在し、ロジック管理が困難になりました。
そこで小規模システム構築時に使用する独自のテンプレートエンジン開発を開始しました。そして生まれたのがSimpleTemplateです。

SimpleTemplateは小規模なWEBシステムでの使用を前提として、テンプレート変数を展開する機能を中核にミニマムな機能を提供いたします。
PHPで記述されたテンプレートエンジンとしてはSmarty(http://www.smarty.net/)が有名ですが、そのアーキテクチャや実装機能は非常に優れており、また機能も豊富です。
しかし、「ちょっとしたシステム」例えばメールフォームなどをWEBサイトに実装する場合など、「Smartyを使用する程でもないんだけど・・・」という時は、SimpleTemplateは非常に良い道具となると考えます。
下記の「ライセンスに関して」で述べますが、SimpleTemplateはBSDライセンスにて配布致しますので、機能拡張などの改変をして社内テンプレートエンジンとして公開を強制されることなく使用することが出来ます。また、クラス自体がシンプルに記述されているので改変もしやすいかと思います。
そして、構文もSmartyを活用されている方が無駄な労力を強要されないように、Smartyの構文を模しております。

ライセンス

配布に際しては皆様がWEBシステムにSimpleTemplateを組み込んだ場合でも、ソースコードの開示を必要としないように、またSimpleTemplateのソースコードを改変・改良して再配布することが出来るようにBSDライセンスに従って配布致します。 ただし、BSDライセンスによる配布ですので、再配布・使用の際には下記の条件に従う必要があります。

  • ソースコードを再頒布する場合、著作権表示、本条件一覧、および免責条項を含めること。
  • バイナリ形式で再頒布する場合、頒布物に付属のドキュメント等の資料に、上記の著作権表示、本条件一覧、および下記免責条項を含めること。
  • 書面による特別の許可なしに、本ソフトウェアから派生した製品の宣伝または販売促進に、著作権者の名前またはコントリビューターの名前を使用してはならない。
基本的に、クラスファイルの最初に記述されている著作権等の記載部分をそのままにして使用・配布していただければ上記条件を満たすといえます。
また、改変後の再配布に際して、ユーザの再配布の自由を強制されることもありません。